【2025年版】整骨院のホームページ制作で成功するための5つのポイント
2025-05-30
監修:久保谷 太志
経済産業大臣認定 中小企業診断士 / Web制作ディレクター
目次
はじめに|なぜ整骨院にホームページが必要なのか?
整骨院は「近所だから」「口コミが良いから」と選ばれることも多いですが、
実際には多くの患者がスマホで「整骨院+地名」で検索して比較検討しています。
つまり、ホームページが整っていない、または無い整骨院は、
**“候補にすら入らない”**可能性があるのです。
この記事では、整骨院がホームページを通じて集患力を高め、信頼される存在になるための 5 つのポイントを解説します。
1. 初診患者の 9 割は Web で事前に検索・比較している
以下のような悩みを持った患者が、まず見るのは「Google 検索結果のホームページ」です:
- 「肩こり 整骨院 中央区」
- 「交通事故 整骨院 土日」
- 「女性スタッフがいる整骨院」
この時、ホームページがしっかり作られていれば、
- 安心感を与える院内写真
- 丁寧な説明と料金表示
- 明確なアクセス情報・診療時間
- LINE 予約や WEB 予約ボタン
これらを通じて来院前に信頼を獲得することができます。
2. 地域密着型ビジネスこそ「検索順位」が来院数を左右する
整骨院の多くは駅前や住宅地などローカルエリアをターゲットにしています。
この場合、SEO(検索エンジン最適化)によって「○○ 市 整骨院」「○○ 駅 整骨院」で上位表示されるかどうかは、
直接的な売上に直結する重要要素です。
地域 SEO に強いホームページ構成や、口コミ・ブログなどの運用が、競合との差をつける鍵になります。
患者目線のデザインと導線設計
整骨院のホームページは、見た瞬間に安心できる、すぐに予約できることが求められます。
なぜなら、訪問者の多くは「肩こりがつらい」「交通事故後のリハビリを受けたい」といった明確な悩みを持っており、情報収集に時間をかけたくないからです。
そのため、デザインや構成においては“かっこよさ”や“オシャレさ”よりも、**「使いやすさ」と「わかりやすさ」**を優先する必要があります。
・スマホ対応は必須|今や 8 割以上がスマートフォンからのアクセス
2025 年現在、整骨院のホームページにアクセスするユーザーのおよそ 80〜90%がスマートフォン利用者と言われています。
にもかかわらず、パソコン表示のまま縮小されて見づらい、ボタンが小さすぎてタップできない、といった**“スマホ非対応”のサイトが未だに散見される**のが現実です。
スマホ対応をしていないホームページでは、以下のような機会損失が起きます:
- 📉 ユーザーが途中で離脱し、他院へ流れる
- ❌ Google 検索の順位も下がりやすくなる(モバイルフレンドリー評価の低下)
スマホ表示に最適化されたサイトでは、以下のような設計が基本です:
- 📱 フォントサイズを大きめに設定(14px 以上)
- 📍「電話する」「LINE 予約」のボタンを常に表示
- 🔍 メニューはハンバーガーアイコンでコンパクトにまとめる
- 📸 院内写真もスワイプで見やすくする
特に「予約導線」や「アクセス情報」は、スマホの**ファーストビュー(画面に最初に表示される範囲)**に配置することが重要です。
・予約・アクセス情報はすぐ見える場所に|行動喚起は「目立つ」「迷わせない」が基本
整骨院のホームページ訪問者が最も求めている情報は、次の 3 つです:
- この整骨院はどんな症状に対応しているのか?
- どこにあるのか?どう行けばいいのか?
- いつ・どうやって予約すればいいのか?
これらを探さなくても一瞬で見つけられるようにすることで、予約率は大きく向上します。
✅ 予約導線の最適化
- 「電話予約」「LINE 予約」「WEB 予約」の選択肢を並列表示
- どのページをスクロールしていても表示される追従ボタンの設置
- 「今すぐ予約する」など**強い行動を促す文言(CTA)**の使用
特にスマホでは「ページを何度も戻る」ことがストレスになるため、ページ下部に固定されたボタン設置が効果的です。
✅ アクセス情報の明確化
- Google マップ埋め込み
- 最寄駅からの徒歩ルートの記載
- 駐車場の有無・台数も明記
- 可能なら駅・交差点からの写真付きルート案内も ◎
また、トップページや院紹介ページの**上部やサイドに「地図付きアクセスボタン」**があると、迷わず予約へと進んでくれます。
💡 患者目線でのチェックリスト(制作前に必ず確認を)
項目 | チェックポイント |
---|---|
スマホ対応 | フォントが小さすぎないか? ボタンが押しやすいか? |
ファーストビューの予約導線 | 最初の画面で予約方法が見えるか? |
アクセス情報 | 住所・地図・駅名・駐車場の有無がすぐわかるか? |
予約ボタンの位置 | スクロール中も予約ボタンが見えるか? |
患者の不安に先回りした設計か? | 初診の流れ・料金・保険適用などが明記されているか? |
✅ まとめ:導線設計は「ストレスゼロ」を目指すべき
整骨院のホームページは、見た目の美しさ以上に、「迷わせない・押しやすい・分かりやすい」導線設計が重要です。
せっかく Web 広告や SEO でホームページに誘導できても、
使いづらいサイトは「あと一歩」で患者を逃してしまいます。
ホームページ制作においては、制作会社任せにせず、
実際に自分でスマホで操作しながらチェックする姿勢が成功の鍵です。
✅ 整骨院のホームページ制作なら、【株式会社 KUBOYA】にお気軽にご相談ください。
- 中小企業診断士のソフトウェアエンジニアが、あなたの理想のホームページをしっかりとヒアリングをして制作します。
- ホームページ制作だけでなく、アプリ開発やソフトウェア開発も行う会社のため、最新技術でホームページを制作します!
Google で上位表示されるための SEO 対策
どれだけ素晴らしいホームページを作っても、見つけてもらえなければ意味がありません。
整骨院のホームページが新規患者に届くかどうかは、「Google 検索で上位に表示されるか」にかかっています。
特に地域ビジネスである整骨院にとっては、○○ 市 整骨院や ○○ 駅 交通事故治療などの地域+症状キーワードで上位表示されることが集患のカギとなります。
この章では、整骨院ホームページにおける具体的な SEO 対策をわかりやすく解説します。
・整骨院 × 地域名 のキーワードを正しく使う
SEO の基本は、検索されやすいキーワードをサイトに正しく埋め込むことです。
整骨院で特に重要なキーワードは以下のような「地域+サービス」の組み合わせです:
- 「○○ 市 整骨院」
- 「○○ 駅 腰痛」
- 「○○ 区 交通事故治療」
- 「○○ 町 スポーツ障害」
- 「○○ 市 産後骨盤矯正」
🔍 重要なキーワードの入れどころ
-
ページタイトル(title タグ)
例:「中央区で口コミ多数の整骨院| ○○ 整骨院【肩こり・交通事故治療】」 -
見出し(h1・h2 タグ)
例:「中央区で交通事故治療に対応する整骨院なら ○○ 整骨院へ」 -
メタディスクリプション
検索結果の下に表示される説明文。集客ワード+安心感のある説明を。 -
URL 構造
例:https://○○.com/chuo-ku-seikotsuin/
など、URL にもキーワードを含めるとベスト。 -
画像の alt タグ
Google 画像検索にも対応。例:「院内の様子」「骨盤矯正の施術風景」など具体的に。
SEO での重要性は「自然に、かつ意識的にキーワードを散りばめる」ことです。
むやみに詰め込むと逆効果なので、文章全体に馴染むように配置しましょう。
・ブログ・お知らせ機能を活用し、検索エンジンに強くなる
トップページや施術紹介ページだけで SEO 効果を最大化するのは困難です。
そこで効果を発揮するのが、**定期的なブログ更新による“コンテンツ SEO”**です。
✍️ ブログの具体的なテーマ例:
- 「肩こり・首こりはなぜ起きる?整骨院でできる対策とは」
- 「産後の骨盤矯正はいつから始めるべき?」
- 「交通事故に遭ったら整骨院でできること」
- 「○○ 区の整骨院が教える!自宅でできるストレッチ法」
- 「整骨院と整体院の違いをプロが解説」
ブログを更新することで:
- ✔️ Google に新しいコンテンツがあるサイト=活発なサイトと認識されやすくなる
- ✔️ 症状別・季節別の検索ニーズを拾いやすくなる
- ✔️ SNS や LINE でも情報発信しやすくなる(→ 二次流入が期待できる)
・ローカル SEO(Google ビジネスプロフィール)との連携も不可欠
SEO はホームページだけで完結するものではありません。
**Google ビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)**への登録と最適化も、整骨院にとって必須です。
📍 Google ビジネスの活用ポイント:
- 「○○ 市 整骨院」で検索された際に地図の上位表示を狙える
- ユーザーの口コミ投稿が信頼感アップに直結
- 写真・営業時間・サービス内容などの最新情報を発信できる
ホームページと Google ビジネスを連携させ、双方からの集客チャネルを作ることが 2025 年の SEO 戦略としては必須です。
💡 整骨院のための SEO チェックリスト
項目 | チェックポイント |
---|---|
地域キーワードの設定 | 「○○ 市 整骨院」などをページタイトル・見出しに含めているか? |
メタディスクリプションの設定 | 検索結果でクリックしたくなる説明文がついているか? |
URL 構造 | 英語表記やパーマリンクにキーワードが含まれているか? |
alt タグの活用 | 画像に「施術名+地域名」などを記述しているか? |
ブログの更新 | 月に 1〜2 回は役立つ記事をアップしているか? |
Google ビジネスプロフィール連携 | 情報が正確に登録され、口コミも集まっているか? |
✅ まとめ:整骨院 SEO の本質は「地域と症状」で探している人の意図を汲み取ること
整骨院の SEO で重要なのは、地域名+症状名の検索意図にピッタリ応える情報を、
ホームページとブログを通じて提供し続けることです。
検索エンジンに評価されるには「ユーザーにとって役立つサイト」であることが前提です。
つまり、SEO はテクニックでありながら、**本質は“誠実な情報発信”**に他なりません。
地域に根ざした整骨院だからこそ、地元ユーザーに届く SEO 戦略で、ホームページを“集患ツール”に変えていきましょう。
信頼感を高めるコンテンツの充実
整骨院を選ぶ際、多くの患者は「ここは信頼できそうか?」を重視しています。
痛みや不安を抱えて来院する患者にとって、信頼感のある情報発信は「来院を決意する最後の一押し」になります。
そしてこの信頼は、スタッフ紹介や院内の雰囲気、施術方針の見せ方など、ホームページ上のちょっとした工夫によって大きく左右されます。
・スタッフ紹介と顔写真で“人となり”を伝える
初めて整骨院に行く患者にとって、「どんな先生がいるのか」は非常に重要です。
どれほど実績があっても、顔が見えない・人柄がわからないサイトでは、不安が拭えません。
✅ スタッフ紹介の掲載ポイント:
- 顔写真は明るく自然なものを使用(マスクは外す)
- 経歴や専門分野を丁寧に紹介
- 施術に対する想い・モットーなどの“人間らしい言葉”を添える
例:
「一人ひとりの不調と真剣に向き合い、地域に根ざしたケアを提供していきたいと考えています。」
このような“温度感のあるプロフィール”は、安心感と親しみを生み、他院との差別化にもつながります。
・院内写真や施術風景で「安心できる空間」を可視化
整骨院に対する不安には、「院内が清潔か?」「リラックスできそうか?」「女性でも入りやすいか?」といった空間に対するイメージの不明瞭さもあります。
これを払拭するには、高品質な写真を掲載することが有効です。
📸 おすすめの写真コンテンツ:
- 院内の全景(待合室・施術室・受付)
- スタッフが施術をしている風景(自然な表情)
- 器具やベッドなど、清潔感を感じられる設備
- 女性や高齢者も通いやすいことが伝わる写真
写真の印象は、そのまま「整骨院の印象」になります。
プロカメラマンによる撮影も十分に検討する価値があります。
・料金・施術内容・保険適用などを明確に記載する
料金体系が不明確なサイトは、不安を招き、来院をためらわせる大きな原因になります。
整骨院の料金表示には、以下のような項目を具体的かつ丁寧に明記しましょう。
💴 明記すべき内容:
- 初診料/再診料/自由診療の費用
- 保険診療の目安金額
- 自費メニュー(骨盤矯正・美容施術など)の価格表
- 交通事故治療(自賠責対応)の費用説明
- キャンセルポリシー(あれば)
また、「よくある質問(FAQ)」形式で以下のような疑問にも先回りして答えておくと、ユーザーからの信頼がより高まります:
- 「初回の所要時間はどのくらい?」
- 「着替えは必要?」
- 「小さな子どもを連れて行っても大丈夫?」
- 「保険はどの症状に使えるの?」
・口コミ・患者様の声を掲載する(写真付きだとなお効果的)
信頼の可視化には、「第三者の声=口コミ・レビュー」も非常に有効です。
整骨院では、「患者様の声」として写真・名前(もしくはイニシャル)付きのレビューを掲載することで、他の見込み患者に安心感と共感を与えることができます。
📢 掲載の工夫例:
- 「交通事故治療で通いました。保険の手続きまで丁寧に対応してくださり、助かりました。」
- 「毎回、症状をきちんと聞いてから施術してくれるので信頼できます。」
※可能であれば、動画や手書きメッセージの掲載も推奨されます。
Google ビジネスプロフィールと連携して、実際のクチコミの一部を引用する方法も有効です。
💡 信頼性向上のためのチェックリスト
項目 | チェックポイント |
---|---|
スタッフ紹介の充実 | 顔写真・専門分野・メッセージなどが丁寧に記載されているか? |
院内写真の掲載 | 清潔感と安心感のある写真が複数掲載されているか? |
料金表示の明確さ | 保険/自費メニューの料金がわかりやすく提示されているか? |
よくある質問への対応 | 初診の流れや不安を解消する Q&A が用意されているか? |
口コミ・体験談の紹介 | 写真・名前付きの患者の声を掲載しているか? |
✅ まとめ:「信頼できそう」が第一印象で伝わる構成を目指す
患者は整骨院を選ぶとき、“技術”より先に“人間性”と“安心感”を判断しています。
そしてその判断は、ホームページに掲載されている情報の量と質、見せ方でほぼ決まってしまいます。
「この整骨院なら、安心して通えそう」
そのように感じてもらえるホームページにすることが、集患成功の第一歩です。
しっかりと信頼を築けるコンテンツ設計を心がけましょう。
集患につながる CTA(行動喚起)の設置
整骨院のホームページがどれだけ整っていても、
「次に何をすればいいか」が分からない設計では、患者は動きません。
ユーザーが迷わず「予約」「お問い合わせ」「来院の決断」に進めるように、
**明確な CTA(Call To Action =行動喚起)**を設置することが、集患に直結します。
CTA はデザインの一部ではなく、集客のための戦略的パーツです。
この章では、患者の行動を自然に促すための CTA 設計を詳しく解説します。
・「予約する」ボタンは常に目に入る場所に配置する
整骨院ホームページの CTA の中で最も重要なのは、「予約」です。
しかし実際には、「予約フォームがページの一番下にしかない」「電話番号が目立たない」といった機会損失が多く見られます。
✅ 集患に効果的な予約導線の工夫:
- 📱 スマホ画面の下部に常時表示される追従ボタン(固定ナビゲーション)
- 📞 「電話予約」「LINE 予約」「WEB 予約」の3 種類を用意し、好みに応じて選べる
- 🎯 ボタンの文言は「今すぐ予約する」「LINE で簡単予約」など、アクションを具体化
ユーザーの多くは「施術内容を一通り見た後に予約するか判断」します。
そのため、どのページからでもすぐ予約できる UI 設計が理想です。
・初回限定特典やキャンペーンをうまく活用する
特に初めての整骨院を探しているユーザーには、「背中を押す最後の一押し」が必要です。
そこで有効なのが、キャンペーンや初回特典の提示です。
🎁 よく使われる特典の例:
- 初回限定「骨盤矯正 通常 5,000 円 → 2,980 円」
- 「Web 予約限定で初診料無料」
- 「交通事故治療の無料相談受付中」
こうした特典は、ただ載せるだけでなく、**視認性の高い場所に“繰り返し表示”**することが重要です。
📍 効果的な表示位置:
- トップページのファーストビュー
- 各施術ページの途中
- サイドバーや記事下のバナー
- スマホ画面の固定バナー(キャンペーンボタン)
CTA に「メリット」「期限」「手順」が揃っていれば、行動に移してもらいやすくなります。
・予約前に“安心できる情報”への導線も設置する
患者が予約を迷う理由の多くは「まだ不安が残っている」からです。
そのため、CTA の前後には信頼を補強する情報へのリンクを配置しましょう。
🔗 信頼につながるリンク例:
- ✅ 「施術の流れを見る」→ 不安を解消
- ✅ 「料金ページを見る」→ 費用の明確化
- ✅ 「患者様の声を見る」→ 共感と安心感
- ✅ 「Google の口コミを見る」→ 外部評価の提示
このように、不安を一つずつ解消しながら、最終的に予約へ導く構成が理想です。
💡 CTA 設計のチェックリスト
項目 | チェックポイント |
---|---|
予約ボタンの目立ちやすさ | どのページからでも予約導線が常に表示されているか? |
ボタン文言の明確さ | 「今すぐ予約」「LINE で簡単予約」など、具体的なアクション表現か? |
初回特典の表示場所 | ファーストビューや施術ページ中間などに目立つ形で表示されているか? |
説得材料との連携 | 「施術の流れ」「患者の声」「料金案内」などへの導線が組み込まれているか? |
スマホへの最適化 | CTA がスマホでも押しやすく、視認性が確保されているか? |
✅ まとめ:ユーザーの不安を解消し、背中を押す CTA 設計が集患を左右する
整骨院のホームページにおける CTA は、ただの「ボタン」ではありません。
それは、患者との最初の接点=ビジネスの入口です。
明確で安心感のある CTA を設計することで、
「この整骨院に行ってみよう」という気持ちが生まれます。
迷わせない・押しやすい・納得できる CTA があるか?
常に患者目線でチェックし、改善を重ねていきましょう。
継続的に運用・改善する体制を作る
ホームページは「作って終わり」ではありません。
特に整骨院のように地域密着型で競合も多い業種では、継続的に情報を更新し、改善し続けることが集患力を保つ秘訣です。
逆に言えば、更新されていないホームページ=放置されている整骨院という印象を与えかねず、信頼を損ねる原因にもなります。
この章では、ホームページを長く“活きた営業ツール”として運用するための体制づくりと、その具体的な手法を解説します。
・誰でも簡単に更新できる CMS を選ぶ
まず最も重要なのは、院側で更新しやすいホームページにしておくことです。
✅ おすすめの CMS(更新システム)例:
-
WordPress
→ ブログ投稿・お知らせ・料金変更なども自由自在。操作性も高く、カスタマイズも可能。 -
STUDIO や Wix などのノーコード系
→ テンプレートが豊富で、Web に詳しくないスタッフでも編集可能。
📌 更新頻度が高いページ例:
- 「お知らせ」「臨時休診情報」
- 「ブログ・コラム(季節の不調・自宅ケア紹介など)」
- 「施術メニュー・料金改定」
- 「求人情報」
運用においては、自分たちで更新できる体制を前提とした設計にしておくことが重要です。
・アクセス解析を活用し、患者の動きを“見える化”する
ホームページの改善は“勘”や“感覚”ではなく、数値とデータに基づいて行うべきです。
そこで導入したいのが、Google の無料アクセス解析ツールです。
📊 導入すべきツール:
-
Google Analytics(GA4)
→ ユーザーの訪問数・ページ滞在時間・離脱率などを可視化。 -
Google Search Console
→ どんなキーワードで検索されているか、どのページが見られているかを確認。
これらのツールで得たデータから、
- 「料金ページで離脱率が高い → 表現を見直す」
- 「スマホユーザーの比率が 90% → モバイルファーストにさらに強化」
- 「ブログ経由のアクセスが伸びている → 投稿頻度を上げる」
といった改善サイクルを生み出すことができます。
・改善の PDCA をまわせる制作パートナーを持つ
自院だけで運用・改善をすべて担うのが難しい場合、信頼できる制作会社・Web 担当者との継続的な連携が重要です。
🤝 理想的なパートナーの条件:
- 「公開後の運用サポート」まで含めて対応できる
- Web 広告や SEO にも一定の知識がある
- CMS 操作などを丁寧にレクチャーしてくれる
- 定期的な「運用レポート」や「改善提案」がある
特にSEO やアクセス解析の専門的知見をもつパートナーがいれば、改善スピードは大きく向上します。
・SNS や Google ビジネスとの併用で“地域との接点”を増やす
整骨院の集患力を高めるには、ホームページだけでなく外部メディアとの連携も不可欠です。
📱 併用すべき施策:
- Google ビジネスプロフィールでの投稿や口コミ返信
- Instagram での症状別セルフケア動画の発信
- LINE 公式アカウントとの連携(予約・情報発信)
これらのチャネルを通じて、地域住民との接点を持続的に生み出す体制を整えましょう。
💡 持続可能な運用体制のチェックリスト
項目 | チェックポイント |
---|---|
CMS の使いやすさ | 自分たちで簡単に「お知らせ」「ブログ」などを更新できるか? |
アクセス解析の導入 | Google Analytics / Search Console が導入済か? |
データに基づく改善実施 | 離脱率・検索ワード・ページ滞在時間などの数値を見て改善しているか? |
外部パートナーとの連携体制 | ホームページ制作会社との連絡・運用相談が定期的に行えているか? |
外部メディアとの連携 | Google ビジネス・SNS・LINE などとのクロスチャネル連携ができているか? |
✅ まとめ:ホームページは「育てる資産」。改善と運用の仕組みが継続集患のカギ
優れた整骨院ホームページとは、ただ綺麗に作られているだけでなく、継続的に育てられているサイトです。
運用体制を整えることで、変化する患者ニーズや地域の競合にも柔軟に対応でき、
“いつ見ても信頼できるホームページ”として信頼と集患を生み続ける存在になります。
作って終わりではなく、運用こそが真のスタートです。
よくある質問|整骨院のホームページ制作に関する Q&A
整骨院のホームページ制作については、初めて検討する方にとって「分からないこと」「不安なこと」が多いのも事実です。
ここでは、実際によく寄せられる質問を厳選し、専門家の視点から丁寧に回答します。
Q. そもそも整骨院にホームページは必要ですか?
A. はい、地域で新規患者を獲得するためには必須です。
現在、整骨院を探している人の大多数がスマートフォンで検索し、複数の院を比較しています。
その中でホームページがなければ「そもそも検討対象に入らない」ことが多く、大きな機会損失となります。
また、信頼性・情報発信・集患導線としての役割を考えると、名刺や看板と同等かそれ以上の重要性があります。
Q. 制作費用の相場はどのくらいですか?
A. 一般的には初期費用で 15〜50 万円、月額保守費は 3,000〜10,000 円程度が目安です。
価格はページ数・デザインの自由度・予約システムの有無などにより変動します。
例えば:
プラン | 初期費用 | 月額 | 内容例 |
---|---|---|---|
ライト | 約 15 万円 | 3,000 円 | テンプレート+最低限の情報掲載 |
ベーシック | 約 30 万円 | 5,000 円 | オリジナルデザイン+ブログ機能つき |
プレミアム | 約 50 万円〜 | 10,000 円〜 | 高度な SEO 対策・LINE 予約連携・定期改善サポート付き |
目的と予算に応じて適切なプランを選びましょう。
Q. 自分で作る(無料ツール使用)と業者に依頼するのはどう違いますか?
A. 時間・仕上がり・集患効果の 3 点において大きく異なります。
項目 | 自作(無料ツール) | プロに依頼 |
---|---|---|
時間 | 大幅にかかる | 任せられる |
デザイン | 決まった範囲でのみ | 業種特化の表現が可能 |
集患効果 | SEO・導線設計に課題 | 検索+予約導線を設計 |
保守 | 自分で対応が必要 | サポートあり |
専門知識があれば自作も可能ですが、集患を目的とするなら業者依頼が現実的です。
Q. Google マップや SNS はあれば十分では?
A. 不十分です。ホームページは“情報の本拠地”として機能させるべきです。
Google ビジネスプロフィールや Instagram などは、流動的な情報発信ツールです。
一方でホームページは、正確かつ信頼性のある情報を集約し、ブランドの軸として存在します。
SNS やマップからホームページへ流入させることで、相乗効果で集患力が強化されます。
Q. リニューアルしたらすぐに患者が増えますか?
A. 多くの場合、“すぐに”ではなく、“数ヶ月かけて”成果が見えてきます。
特に SEO 対策は、Google に評価されるまでに2〜3 ヶ月のタイムラグが発生します。
ただし、改善された導線・デザインによって予約率がすぐに向上するケースもあります。
大切なのは、継続的に改善・更新すること。作って終わりではなく、“育てていく”姿勢が成果を呼びます。
Q. 制作後も更新や保守は必要ですか?
A. はい、むしろ「公開後の運用」が最も重要です。
以下は定期的に行うべき主な運用項目です:
- 臨時休診などのお知らせ更新
- ブログや患者向けコラムの投稿
- 施術メニューや料金の変更対応
- アクセス解析による改善
これらが継続されることで、信頼性の高いサイトに育ち、検索エンジンにも評価されます。
Q. 患者さんの口コミを載せるのは問題ありませんか?
A. 患者本人の同意があれば問題ありません。
可能であれば、手書きの声・写真付き・イニシャル+年齢などを併記するとより効果的です。
Google ビジネスプロフィールに寄せられた口コミを引用して掲載する方法もあります。
※医療広告ガイドラインに注意し、誤解を招かない表現を心がけましょう。
Q. 医療広告ガイドラインの対応は大丈夫?
A. 整骨院にも一定の広告規制がありますので、プロによるチェックが安心です。
例えば、以下のような表現には注意が必要です:
- 「必ず治ります」「一発で改善!」→ ✖(効果保証の表現)
- 「○○ が治った患者の声」→ ✖(体験談の取り扱いに制限)
- 「保険適用 OK!」→ ✖(内容に条件がある場合、詳細説明が必要)
制作会社によっては、ガイドラインに準拠した表現を設計してくれるところもありますので、依頼時に確認しましょう。
整骨院ホームページの成功事例 3 選|他院はこうやって集患している
整骨院のホームページ制作においては、「理論」だけでなく「実際の成功例」から学ぶことが大変有効です。
ここでは、実際にホームページを活用して地域での集患に成功している整骨院の事例を 3 つご紹介します。
デザインや機能、導線設計、更新頻度など、具体的な成功要因もあわせて解説しますので、ぜひご自身の院にも活かしてみてください。
事例 ①:検索流入数が月間 2,000PV 以上に|地域特化型ブログで勝負
院名:あさひ整骨院(埼玉県さいたま市)
ホームページの特長:
- 地域名 × 症状のブログ記事を毎週更新(例:「与野 ぎっくり腰」「浦和 肩こり」)
- トップページには「最新記事」一覧が表示されており、情報の新鮮さをアピール
- ブログの各記事に LINE 予約ボタンが設置されており、読者がそのまま予約に進める設計
結果:
- 月間アクセス数:200→2,300PV(公開半年後)
- ブログ経由の新患:月 15 名以上
- 「ぎっくり腰 与野」で検索 1 位を獲得
ポイント:
コンテンツ SEO(ブログ)を戦略的に活用し、検索ユーザーの悩みにピンポイントで応える構成に仕上げている点が成功の鍵となっています。
事例 ②:スマホ導線を徹底改善|予約率が 2.4 倍に上昇
院名:つばさ整骨院(東京都品川区)
ホームページの特長:
- スマホ画面に「LINE で予約」「電話する」ボタンが常時追従
- ファーストビューにキャンペーンバナーを表示し、初回特典を明確化
- 初診の流れ・料金案内・保険対応など、来院前の不安を徹底解消するページ構成
結果:
- スマホからの予約率:5.2% → 12.7%
- 問い合わせ数:月 18 件 → 月 44 件
- キャンペーンページ滞在時間:平均 35 秒 → 1 分 42 秒に向上
ポイント:
「スマホで見る患者の体験」を最優先に設計し、迷わず予約に進める導線設計と情報配置が成果を生みました。
事例 ③:患者の声と施術風景で信頼感アップ|女性患者の来院が倍増
院名:さくら整骨院(京都市左京区)
ホームページの特長:
- スタッフの顔写真と患者とのツーショットを掲載
- 実際の患者インタビュー動画を YouTube にアップし、サイト内に埋め込み
- 院内の清潔感・やわらかい配色のデザインで、女性が安心できる雰囲気を演出
結果:
- 女性患者比率:28% → 54%
- 口コミ数:3 件 → 32 件(Google ビジネス活用)
- SNS フォロワー:2 ヶ月で Instagram フォロワー 500 人突破
ポイント:
「誰が施術してくれるのか?」「どんな雰囲気なのか?」という視覚的な安心感を徹底的に強化したことで、女性層の集患に成功しています。
✅ まとめ:成功の共通点は「患者視点で構成されていること」
3 つの成功事例に共通しているのは、**「患者が知りたい情報を、わかりやすく、安心できる形で提供している」**という点です。
- ブログ記事で“検索ニーズ”に応える
- スマホからの“行動導線”を徹底設計
- “視覚的な安心”で信頼感を構築
これらを丁寧に積み上げた結果として、自然検索・SNS・口コミなど、複数の流入チャネルから安定的な集患が実現されています。
ぜひ、自院のホームページにもこうした要素を取り入れてみてください。
整骨院における SEO と MEO の違いとは?
整骨院の集患対策としてよく耳にする「SEO」と「MEO」。
どちらも検索エンジン対策ですが、目的・効果・運用方法がまったく異なります。
本章では、これら 2 つの違いを分かりやすく整理し、整骨院にとってどちらが有効か、どう活用すべきかを徹底解説します。
✅ そもそも SEO とは?|ホームページの検索順位を上げる施策
**SEO(Search Engine Optimization)**は、「整骨院 ○○ 市」などの検索キーワードで、
自社ホームページを Google 検索の上位に表示させるための施策です。
🔍 SEO で上位表示されると得られる効果:
- 公式ホームページへの訪問者が増える
- 情報をじっくり見てもらえるため、信頼感が高まりやすい
- 予約や問い合わせなどのコンバージョンにつながりやすい
🔧 SEO の主な対策内容:
- キーワード選定(例:「腰痛 ○○ 市」「交通事故治療 整骨院」)
- コンテンツの質向上(ブログ・施術解説ページなど)
- モバイル対応・表示速度の改善
- タイトル・ディスクリプションの最適化
- 内部リンクや構造の整理
SEO は中長期的な対策ですが、上位表示に成功すれば、安定的な集患が見込めます。
✅ MEO とは?| Google マップでの上位表示を狙う対策
**MEO(Map Engine Optimization)**は、Google マップやローカル検索(いわゆる「地図枠」)に
整骨院の店舗情報を上位表示させるための施策です。
例えば、「整骨院 ○○ 駅」と検索した際に、地図と一緒に表示される 3 院が MEO の対象です。
📍 MEO で上位に出ると得られる効果:
- スマホユーザーからの即時来院や電話が期待できる
- 地元の見込み客にリーチできる
- Google ビジネスプロフィールを活用することで無料で実施できる
🔧 MEO 対策の具体例:
- Google ビジネスプロフィールの登録・情報の充実
- 営業時間・住所・写真・サービス内容の最新化
- 患者からの口コミを増やし、返信を行う
- 定期的な投稿機能の活用(施術紹介や季節の不調など)
MEO は短期的な効果も見込めるため、整骨院にとって非常に有効です。
🆚 SEO と MEO の違いを整理
項目 | SEO(ホームページ) | MEO(Google マップ) |
---|---|---|
主な表示箇所 | Google の検索結果(通常のリンク) | 検索結果の「地図」枠 |
対象 | 自社のホームページ | Google ビジネスプロフィール |
対策内容 | コンテンツ・HTML 構造・表示速度など | 店舗情報・口コミ・マップ連携 |
費用 | 制作・改善にコストがかかる | 無料でも運用可能(継続は必要) |
効果までの期間 | 中長期(3 ヶ月〜) | 比較的早期(即日〜数週間) |
特徴 | ブランディング・情報提供に強い | 地元からの即集患に強い |
✅ 整骨院は「SEO」と「MEO」の両方を活用すべき
結論として、整骨院の集患戦略では SEO と MEO の“ハイブリッド運用”が最も効果的です。
💡 理想的な流れ:
- MEO で見つけてもらう(Google マップやローカル検索)
- ホームページに誘導する(詳しい情報を伝え、安心感を与える)
- 予約へつなげる(電話・LINE・WEB フォーム)
MEO で即時性を、SEO で信頼性と継続性を確保することで、あらゆる検索行動に対応できる体制が整います。
💡 MEO・SEO の運用チェックリスト
チェック項目 | 内容 |
---|---|
Google ビジネスの登録は済んでいるか? | 正確な住所・営業時間・URL・写真が登録済か |
口コミは定期的に集まっているか? | 投稿を促し、返信も丁寧に行っているか |
ホームページに地域+症状のキーワードが入っているか? | 「○○ 区 整骨院」「○○ 駅 骨盤矯正」など |
検索結果でのタイトルや説明文が最適化されているか? | meta タグを設定し、クリック率を意識 |
内部ブログやコラムを更新しているか? | 検索流入を狙った情報発信を継続中か |
✅ まとめ:地元患者に見つけてもらうために、SEO と MEO は“車の両輪”
整骨院のような地域密着型ビジネスでは、「検索結果にどう表示されるか」がそのまま来院数に直結します。
- MEO ですぐに見つけてもらい
- SEO で安心感と信頼を深めて
- 最終的に予約・来院につなげる
この導線を意識することで、ホームページと Google ビジネスの両方が強力な集患装置へと進化していきます。
まとめ|患者が集まる整骨院ホームページの鍵とは?
整骨院のホームページは、単なる「名刺代わり」ではありません。
地域の患者と“最初につながる接点”であり、来院を決断させるための営業ツールでもあります。
そして 2025 年現在、競合が増える中で**「ただあるだけのホームページ」では通用しなくなっている**のが現実です。
本記事では、集患に成功する整骨院ホームページのために重要な 5 つのポイントと、それを補完する施策を詳しく解説してきました。
✅ 成功のために欠かせない 5 つの視点をおさらい
-
患者目線のデザインと導線設計
→ 見やすく、使いやすく、迷わないレイアウトが必須 -
SEO 対策で検索上位を狙う
→ 地域+症状名などのキーワードでしっかり対策 -
信頼感を与える情報コンテンツの充実
→ スタッフ紹介、院内写真、料金案内、患者の声など -
予約につながる明確な CTA(行動喚起)
→ 「今すぐ予約」の導線を常に見える形で配置 -
公開後の継続的な運用・改善体制
→ CMS 活用+アクセス解析+ SNS 連携による育成型運用
これに加え、
- SEO と MEO の両輪運用(検索&地図で見つかる)
- 成功事例の研究と取り入れ
- 掲載内容の網羅性やタイムリーさ
といった視点も取り入れることで、“集客できるサイト”へと進化させることが可能です。
✅ 「患者に選ばれる整骨院」は、ホームページで“すでに始まっている”
患者があなたの整骨院に来るかどうかは、すでに検索時点で始まっています。
- 「見やすくて安心できる」
- 「今すぐ予約できる」
- 「この整骨院なら信頼できそう」
その判断を、わずか数秒でホームページ上で下されているという意識を持ちましょう。
✅ 最後に|一歩踏み出す整骨院が、地域で選ばれる
これまでホームページに力を入れてこなかった院でも、正しい構成と運用体制で“逆転”は十分可能です。
まずは:
- 自院サイトをスマホで見直してみる
- 予約導線や料金表示にストレスがないかチェックする
- 患者の声や写真が「来たくなる理由」になっているか確認する
その小さな一歩が、地域で「選ばれる整骨院」への第一歩となります。
📌 ホームページ制作・リニューアルを検討中の方へ
専門業者との連携や助成金の活用も視野に入れながら、
集患につながる整骨院サイトづくりを今すぐ始めてみましょう。
✅ 整骨院のホームページ制作なら、【株式会社 KUBOYA】にお気軽にご相談ください。
- 中小企業診断士のソフトウェアエンジニアが、あなたの理想のホームページをしっかりとヒアリングをして制作します。
- ホームページ制作だけでなく、アプリ開発やソフトウェア開発も行う会社のため、最新技術でホームページを制作します!